歯科クリニックリノベーション完成写真
愛知県大府市の『こころ歯科クリニック』様のリノベーションのご依頼を頂き、昨年完成し、12月に撮影をさせて頂きました。
内装の素材には、とてもこだわりを持っていらっる院長と事務長より、白い色は無くし、自然素材を使い落ち着いた空間にしたいとのご要望を頂きました。
患者さんの緊張感をなくし、安心して、ホテルのラウンジで寛いで頂ける様な歯科クリニックを目指しているとの事でした。
私もとても同感致しました。
歯科クリニックは、清潔感や歯のイメージからか・・白くて、落ち着かなく、金属音が響き渡る様なところが多い様に思います。
私も、歯の治療に行くのなら、院長が考えるような歯科クリニックに通いたいと思います!
そして、リノベーションして出来上がった空間が、こちら、まず待合室。
床には、玉砂利を立体的に表現しているカーペットタイル。
壁には、歴史的な建造物にもよく使用される庵治石。
石の大きさや形、積み方にも拘りました。
受付カウンターも拘りました。
患者さんの、手が触れるカウンター天板には、無垢材を使用し、腰壁には左官の手仕事で仕上げました。色めも拘り全体的に調和する2色の色のMIXで自然なムラを出しています。
エントランスのサインやピクトサインにも拘りました。真鍮古美色で空間に馴染みつつ落ち着きのあるデザインにしています。
塗り壁の素材を活かして、真鍮古美色で立体的に取り付けています。
次に待合室のトイレです。
以前は、全てホワイトの内装に衛生設備もホワイトで特徴のないトイレでしたが、全体的なベースとしている木と塗り壁、そして壁紙でぐっと落ち着いてお洒落な空間にしています。
次に、カウンセリングルーム。
入り口までのアプローチの途中にあるスタッフコーナーの間仕切りに天井吊り引き戸を増設する事で、空間の統一感を出しています。
カウンセリングルームの床は、待合室とは変わり、地球の地面を航空写真で撮影しデジダル処理をした画像を元にしたカーペットタイルとしてます。
壁は、ジオメトリックでありながら品のある壁紙にはりかえました。
特にこのカウンセリングルームは、高度な歯科技術による治療の相談をする空間ですので、ジオメトリックな柄の壁と地球の地面の写真をデジタル処理した画像の床でテクノロジーの進化表現しています。
院長の人となりや考え方が伝わるように、描いたアートや趣味の書籍を飾り、歯科医としての治療内容の質の高さが伝わるように表彰状なども飾ることで患者さんに信頼いただけるお部屋づくりをしています。
リノベーション前の写真をご覧いただくことで、現状をどう活用してご希望の空間を具現化したかをご紹介したいと思います。
今回はリノベーション前の写真を載せさせていただきます。
Before 写真「待合室」
Before 写真 「窓回り」
Before 写真 「待合室トイレ入口まわり」
Before 写真 「受付カウンター」
Before 写真 「廊下(診察室へのアプローチ)」
Before 写真 「トイレ手洗い部」
Before 写真 「トイレ内部」