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ストーリー(6)-2 H residence

jujuのStay  Home週間として

ゴールデンウィークお休みは10日まで頂いておりました。

 

今後は5月末まで自粛期間として

『インテリアデザイナーとの住まい創り、空間創り』を色々な側面からご紹介を続けていきます。

自粛期間中は、住まいの大切さ、新しい生活の在り方を考える機会になった方も多いのではないでしょうか。

ご自宅での時間にjuju blogでインテリアデザイナーとの住まい創りをご覧頂き何かお役に立てて頂ければと思います

 

ストーリー 第6弾-2

 

第6弾-1に続きこの物件のご提案の過程に触れます。

ヒアリング後にイメージコラージュとレイアウトのご提案をし、インテリアイメージの方向性の確認。

 

その後インテリアボードで、マテリアルと家具やデコレーションなどの説明しました。

展開図などで造作家具のトータルな説明と、ラフスケッチで造作家具の詳細説明もさせて頂いています。

その際のボードです。

マテリアルボード1

 

そして、これでどのような空間になるか3Dパースでご説明。

玄関ギャラリーの3Dパース

玄関パース

LDK 3Dパース リビングメインのパース

リビングパース

 

LDK 3Dパース ダイニングキッチンメインパース

照明器具が変更になりましたが、それ以外はご提案通り進みました。

キッチンのカップボードや家電収納などは、インテリアのイメージに合わせデザインさせて頂き、造作家具として納めています。

私のこだわりである“機能美“

使い勝手や収納量、ビルトイン家電など美しくまとめられたと思ってます。

ダイニング パース

寝室の 3Dパース

パース正面のミラー部分の壁面はクローゼットになっています。中央のダークグレーのガラス部分はショーケース

寝室 パース

プランをご決定頂いた後は、仕上げ表や家具やカーテン、小物などのアイテム表を作りご提出させていただいております。

 

ここで私が、インテリアデザイナーとの空間創りで重要と思うことを、お伝えしたいと思います。

 

建築計画の段階から携わることで、ゾーニング、間取り、レイアウト、照明計画、仕上げ、造作家具、置き家具、フォーカルポイントの取り方を踏まえて

インテリアイメージを固めていきます。この中のどれも置き去りにして進めていくことはできません。

設計とコーディネーターの担当者がすみ分けで進めていかれるケースも、よくあります。それでも物件は完成していきます。

しかし、私は店舗設計、施設設計、ハウスメーカー、ビルダーなどでいろんなケースを経験し、インテリアデザイナーがプロデュースしながら

全体を進めていくことが、とても重要と考えています。

 

 

さて、ここからは、拘りどころを少しご紹介。

リビングと寝室の間仕切り部分には回転式飾り棚をつくりました。

今回、一番こだわったと言っても過言ではない飾り棚!!建築的な補強やスチール回転の設置までの苦労を思い出します。

ですので棚取付工事の時の写真です。

そして、今回アーバンリゾートな空間を創る際に、お客様のお好みのカラーのオレンジを使い

張り地と回転するパーソナルチェアーとフォークロア(民族調)なクッション。コレが空間のアクセントになっています。

都会的な部分の表現をジオメトリックな柄とディテールで表現し、リゾートな部分をフォークロアな柄とマテリアル感で表現しています。

後ほどご紹介する寝室のベッドスプレットと色違いのファブリックでもあります。

リビングセンターテーブル、こちらも回転するとテーブル二枚が重なり人数に合わせて調整可能なんです。

このテーブルの脚とダイニングテーブルの脚の塗装色は、同じカラーで統一しています。

そしてRUGも素敵なんです。

トープ色とオレンジのカラーが、とても相性良く、とてもリラックスする柄です。

そして、キッチンの壁にアートを飾りたく、いろんなギャラリーで探しましたが、結局アーティストにオーダーしました。

カラーのイメージとニュアンスを伝えて出来上がったのがこの2枚のアート。

アーティストとの意思の疎通に苦労しましたが。何度も何度も打合せをして満足いく仕上がりになりました。

正直、自分のインテリアデザインの仕事より、アーティストとの意思の疎通が大変でした。

こちらは玄関ギャラリーに飾ったアート。

苦労しましたが、こちらもオーダーでアーティストに描いてもらいました。空間のイメージにとてもマッチしています

 

そして、このオプジエのようなスタンド照明。

段調光が出来て、大胆なデザインですが柔らかな灯が落ち着きます。

寝室では、限られたスペースでどう機能的に快適に過ごして頂くか、それでいてスマートにまとめられるかを考え、

ナイトテーブルを使うときだけフラップで壁から出て来るようにしました。

革の取手で冷たくも硬くもなく出幅も少なく気に入って頂いてます。

そして、寝室にも飾り棚を造りギャラリーを使ってます。

普段から、お部屋のアートなどを、季節や気分に合わせて飾り変えて楽しんでいらっしゃるお客様、とても気に入ってくださってます。

中に明かりを灯さなければ、普段の雑多な収納としても使えますので、プライベートな時と来客がある時で使い分けもできます。

ヘッドボードはリラックスして頂けるよう、クッション性を重視しました。

寝室のクッションはリビングのクッションと色違いで、ジオメトリックながら、フォークロアな雰囲気のあるファブリック。

 

 

ベッドスプレット。

リビングから寝室を眺めると目立つ場所にあるベッド。

リビングのクッションと色違いの生地に、よりラグジュアリーでリラックス感を出せるフランジをつけてます。

ドレッサーのミラー。

ブラケットが放つ光を受けて、こんな放射状の影が伸びて、素敵になりました。

クッションや寝装品を眠る時は収納しておける、BOXを使ってます。ブラックのオープンの棚。

2ndハウスなので、サイドテーブルでスーツケースの整理が出来る様になってます。

このサイドテーブルは、シンプルなデザインですが、このお部屋に合わせて、デザインして造りました。多目的にも使え凄く重宝していると喜んで頂いてます。

 

リビングの方にも、お料理のサービステーブルとして使ってます。脚のデザインは少し変えてます。

そして、おもてなしの拘りとして、ワイングラスラックをつくりました。

この場所における、この空間に合う物が無いので、これもデザインして造りました。

普段は扉を閉めるとダイニングテーブルとデザインの似ているトール収納です。

 

扉を閉めた状態。拘りのデザイン。

ダイニングテーブルの柄と合わせて使ってます。

手の込んだ仕上げは、職人さんに感謝しかないです。

どうなっているかというと、1本1本溝のあるラインで帯のデザインを創っています。

突板でこの表現は、素晴らしい!要望に応えてくれて本当にうれしかったです。

エクステンションのダイニングテーブルの写真

天板に柄があるのが分かりますでしょうか。そうこの柄をトール収納にも作ったわけです。

そして2400〜2800にサイズを変更することが出来るエクステンション付きのところが、優れもの!

天板のカラーは結構バリエーションがあり、流石フランス🇫🇷のメーカーでグレイッシユカラーがイメージにぴったりでした。

 

完成写真だけでは伝えきれない拘りどころ、もっともっとありますが、こんな風に一つ一つ詳細までこだわって丁寧に進めていくことが少しでもつたえられたら幸いです。

そして、完成後はお客様にアルバムを差し上げるために、写真撮影をしました。

新築が出来るくらいに拘って下さったリノベーション。モダンリビングの撮影もしていらっしゃるカメラマンさんに撮ってもらいました。その際のスナップ写真です。

写真撮影1

写真撮影2

写真撮影3

 

インテリアデザイナーとの住まい創り

マンションリノベーションのご紹介でした。