Works

こころ歯科クリニック

歯科クリニックのリノベーション
『深呼吸したくなるような歯科クリニック』
開業当時から、イメージはしていたものの建築的なフォルムに任せてシンプルな空間としていらしたそうですが、患者さんも増えていくにつれ「量より質」の治療を大切にしていきたいと、より強く思うようになり歯科医としてと技術のみでなく、患者さんの心を癒し心理面からもケアができ、それを支える医療従事者のモチベーションも高め、良い空気感を生み出す空間が必要と考え、リノベーションを検討されたそうです。
理想のリノベーションを任せられる施工店に出会えず、インテリアデザイナーを探している中で、Juju INTERIOR DESIGNS の亀井を見つけてくださり、ご依頼くださいました。

リノベーションした場所は、エントランス、受付、待合、廊下、カウンセリング室になります。
全空間ではなく、5ゾーンに限定したのは、下記のような理由もありました。

・建築的なフォルムは変えずに、イメージを変えつつ触らない箇所の補修もしていく
・最小限の工事で、理想の雰囲気を作る
・営業しながらの工事

本物志向で自然素材に拘り、ベースの壁は塗装とし、フォーカルポイントにアクセントになる壁紙や石を貼っています。
歩き心地と自然をイメージし、地球の大地を感じるカーペットタイルを張っています。

床のカーペットはバッキングに含まれる抗菌剤が細菌、バクテリア、カビ等の増殖を抑制し、清潔な空間を作ってくれる商品(カーボンニュートラルフロア)をセレクトしています。
プランさせていただいていたのは、コロナ禍に突入しているころなのもあり、またSDGS持続可能な材料も意識する必要があり、素材選びも機能とイメージ共できる限りこだわりました。
また、バイオフィリック・デザインも取り入れています。人が生まれながらに持っている自然と繋がっていたいという欲求を満たすことにより、生産性の向上、創造力の向上、幸福度の向上に役立ちます。
特に窓の景色を窓装飾を変えることでグリーンを待合室に取入れ、自然素材の内装材に囲まれた空間は、患者さんのストレスレベルを軽減させ幸福度UPにつながると考えています。

一番空間のイメージを左右する、こだわりの受付カウンターの左官仕上げと、待合室の自然素材の庵治石の壁は、工程的には4日は最低必要なため大型連休にあわせて工事をさせていただきました。
詳細は https://www.tc-juju.com/2024/02/27/6125/  ブログにてご覧ください。Before写真もご覧いただけます。


弊社からのご提案

営業しながらのリノベーションの場合には、工程を考慮したプランが必要です。
また現状のものを生かしつつ取って付けた安っぽさを出さず、トータルに雰囲気を出すためには、インテリアや建築の知識や経験のあるプロが必要ですし、信頼関係のある施工店との詳細なやり取りなども重要です。
新築よりリノベーションの方が、遥かに重要度が高いです。インテリアデザイナーが介入しているか否かで完成度もかなり変わってきますし、信頼関係のある施工店や現場監督、職人さんであるかどうかも仕上がりに大きな差が出てきます。
クリックや施設、店舗などのリノベーションを検討される場合は、参考にしていただければと思います。