ストーリー(14)-2 多治見市モザイクタイルミュージアム2階
インテリアデザイナーとの空間創り
ストーリー第14弾-2
多治見市モザイクタイルミュージアム2階
第14弾に続き、住まいのシーンを切り取ったブースのご紹介したいと思います。
こちら「ミニキッチンスペース」
男女ともに好まれる雰囲気の「ノルディックモダンスタイル」を表現。
別名:アンドロジニーキッチン
(男性的・女性的とされる性格を両方併せ持つこと、不思議で魅力的ン狭間に住む人々、男女平等な考え方・・・)
台形のタイルが面白く、スモーキーなカラーの中にブラックの色がアクセントになって男女共に楽しんで頂けるのではとセレクト
アップにするとこんな感じ。亀井のスナップ写真なので色目が実物と若干違って見えるのが残念ですが、(ちなみにこのタイル、色違いのベージュ系もあります。)
ブースに凝縮設定した窓は、IHで火を使わないキッチンの設定でしたので、ツインシェード(昇降式)付けています。
コーディネートの楽しさをご覧頂きたく、柄のあるレース生地は女性好みですが、レースを上げるとキッチンの扉と同じカラーの生地が楽しめ男性にも違和感ないコーディネートにしています
キッチンの天板は、役物(小口の角に使うタイル)のタイルが、用意されている物を使い綺麗に納めています。
役物タイルの寸法に合わせて天板の厚みを決めています。
最初のイメージスケッチです。ここから詳細を詰めて行きました。
タイルを最終決定した際に、キッチンの扉の面材色や窓のカーテン生地、フードなど微調整しましたので、若干違いますが、経過が伝わると思うのでご紹介。
ミュージアムでは、他のタイルを使ったバリエーションも3Dパースでご覧頂ける資料を用意しています。内装コーディネートに参考にして頂ければと思います。
コンシェルジュに声をかけて下さると出してくれますよ。
次に洗面脱衣所のシーンということで『ドレッシングルーム』
『おもてなし』がサブテーマになっていまして来客社が多いお宅やホテルや民泊などもイメージして頂きやすく創りました。
そしてグレージュ カラーのワントーンでシャビーシックなコーディネートにしています。
異形なヘキサゴンタイルを、形状を活かした貼り方をし、見切り材を入れず塗装で上部を仕上げています。クロスとか壁紙ですと難しいですが塗装ですとこんな納め方が可能です。
天板もタイル。しかしミニキッチンとは違い小口は木になっています。
バスタオル、フェイスタオル、ハンドタオルと棚に置いてあります。
これをリボンでまとめているのですが、鳥の羽のリボンになっています。私だけの遊びというか自己満足ですが、壁のタイルは鳥の羽のようにも見えます。
なので、ちょっとした遊び心で、今までに気が付いている方は果たしてどれくらいいらっしゃるか?(笑)
床は色を合わせて300角のタイルを貼っています。
こちらは、最初のイメージパースです。小物や設備が少し変更になりましたがある程度イメージ通りに進みました。
水廻りでタイルを使用することは、一般住宅ではよくあります。しかし若い方のお話を聞いていると
タイルを使用していない住宅に住んでいる世代も多く、タイル知らな~いとか、タイルを見て新鮮に感じる世代が存在することに驚かされました。
このブースでインスタ写真を撮りながら、自分が家を創る時は絶対こんな風にする!といって夢が一つできた!!とはしゃいでいる若い女性が数名いました。
昭和生まれの私は、感覚は少し違うとは思いますが・・私も憧れますのでわかります。是非タイル使用したインテリア空間の夢を実現してほしいと思います(^-^)
さて、まだまだブースはありますが、(14)-3で他のブースをご紹介するとして、面白い試みをしたハートの壁のことを書きます。
ヘキサゴンのベンチになっているこのコーナーは、「Peaces of Love」というパワースポットになっています。
笠原のタイルメーカーの女子部に、このヘキサゴンの壁面のプランを託して参加型のコーナーを創りました。
タイルの形状(品番)やカラーは、亀井が事前にある程度限定させていただきましたが、こんな素敵な壁を作ってくれました。
こちらは、亀井が最終プレゼンで使用したコンセプトシートです。(プロジェクト会議用 内部プレゼンシート)
したの写真は、女子部と現場でのキャッチボールように、撮影した現場写真。
こんな風に、インスタ映えする壁を宜しく~といった感じです。
ハートの高さや大きさを決める際には、タイムリーにこの写真が役だったそうで良かったです。
そして、離れた製作所で女子部が作ってくれた目地を入れ込む前のボードの写真です。
そしてヘキサゴンベンチに納まって、目地を込んだところで、こんな感じに設置完了!!
まだ工事進行中ですが、休憩しているわけではありません。
現場では、職人さんや現場監督とまじめに打合せしてましたから 笑
(PS:亀井は現場用スタッフジャンバー着ていますので、紫のアウターは私服ではありません💦)
今後も定期的にリニューアルしていく、2階ショールーム(振興フロア)。
色々とコラボしていけると面白いですね。
多治見市モザイクタイルミュージアムにお越しになる際は、是非、このパワースポットのベンチに座って写真撮ってください。
きっと・・幸せになりますよ~
このブログで気になるタイルを見つけられた方は、ショールームのコンシェルジュさんにコンタクト取っていただくと
教えてくださいますよ。是非インテリアに取り入れてみてください。
PS 現在は新型コロナ感染防止対策で、予約限定で開館されていますのでミュージアムに行かれる方は事前確認してください。
ストーリー(14)-3では「ジャパネスクルーム」のご紹介
伝統と革新。
「イノベーティブジャパニーズスタイル」
岐阜県コラボブースにもなっているこのブース、シンプルに仕上げてありますが結構奥が深いのです。