ストーリー(16 )-1 新日本印刷コンバージョン
インテリアデザイナーとの空間創り
ストーリー第16弾
今回は、『コンバージョン』工場をオフィスに用途変更した物件のご紹介です。
新日本印刷様の改装の為のインテリアデザインのご依頼を設計事務所さんから頂きました。
設計事務所さんからお話をいただく際は、色んなパターンで関わらせて頂きます。
大きく分けると
1.表層だけのコーディネートの場合
2.意匠も含むインテリアデザインの場合
3.家具やデコレーションのみの場合
Jujuでは、2のトータルで家具やカーテンデコレーションまでプロデュースしながらお受けすることが多いです。
分離して進めることの方が、お客様の手間と労力が増えハイリスクで、良い結果にならないことが多いからです。
新日本印刷様も、2のインテリアデザインで家具やアートまでプロデュースさせて頂きました。
ヒアリングは、既存の什器や家具の移設がありますので、現場調査も3日かけています。
実際のヒアリング調査は、社長様と各部門のヒアリングさせて頂きますので、調査だけでもかなり時間を要しています。その後は定例会議でプレゼン→打ち合わせと進めて行きます。
下の写真は工場だったフロアを拝見している時の写真です。
既に機材は移設しているフロアを図面を見ながら調査させていただいた際の写真です。
このフロアを下の写真のようにエントランスやミーティングルームやオフィスにコンバージョンしています。
後程コンセプトをご説明しますが、正面の無人受付の壁は『大地のパワー』を立体的な形状で表現し、左の壁は『自然の癒しの風景』とを壁紙で表現し、人とのつながり黄緑のラインで表現し、床は手前の玉砂利のデザインのカーペットで自然を感じてもらえるようにしています。
新日本印刷様の会社概要はもちろん企業理念やコーポレートアイデンティティなどを伺い、デザインコンセプトをご提示させて頂きました。分厚い提案書ですので、重要な部分のみ簡単にお話しすると
□人と人の『つながり』
つながりを線と交差で表現する事をご提案しました。
□そして、クリエイティブな仕事や人間の育成には環境が重要
Jujuでは『バイオフィリア』(人間は多様な自然環境や気候に触れ合うことで心身の健康を促進し養うことができる)の要素をオフィスに取り入れることで、ストレスレベルを下げ、モチベーションを上げ社員のパフォーマンスの向上が期待できる空間をご提案しました。
こちらはオフィスに向かうアプローチ。
自然の中を歩くような感覚を壁と床で表現しています。黄緑のラインは全ての社員がこのラインで繋がっている事を意識的に感じられるように施しました。フロアで色が変えてあります。
こちらはミーティングルーム、ガラスブロックは工場だった時の物を利用しています。
床は、芝生か草原の中にいるようにリラックスしたミーティングができるように床と壁とARTで表現しています。
チェアーの張り地も合わせています。
こちらもエントランスに併設しているミーティングルーム。ガラスパーテションが上下部分が透明ですので、エントランスの壮大な自然の中にいるような感覚があり、
先程のミーティングルームより、トーンを落ち着かせて、少し重厚感を出しています。
床にはやはり、ラインのデザインを施し壁には自然の風景にも見える抽象画を飾っています。
2階はオフィスになっており、ここが企業のエントランスでした。ですのでイメージはかなり変わりました。
エントランスは1階に移動し、2階は来客者の対応や企画部門が入るフロアになり、このようになりました。上の写真と同じ場所です、
以前のミーティングスペースは下の写真ですが、オープンで、殺風景でした。
現在はセキュリティも含め、社員も来客者にも過ごしやすい空間になっています。
こちらは、企画部門へのアプローチ。
ステンレス巾木が効いています。
クリエーターの方々のミーティングルーム。
色を使う仕事ですので、お客様も社員も気持ちが上がる空間にしています。
実際に打ち合わせしている風景を撮らせていただきました。この写真は新日本印刷様の撮影です。
流石、カタログなどの撮影スタジオも持ってプロフェッショナルなお仕事されているだけあり、素敵に撮れています。
コンバージョンですので、外観はあまり変化はありませんが、1階のファサードは来客者の方がだからお褒めのお言葉を頂くことが多く、喜んで下さってます。
完成後に見学会など開催され、コンバージョン後のオフィスをご覧になられた企業様が、オフィスの見直しをされるお話もあったとのこと、またリクルートも意識されていらっしゃったので効果が出ていることと思います。
今回は、コンセプトをどう表現したか、コンバージョンでのbefore afterの全体像をご覧いただきました
ストーリー(16)-2
では他のスペースのご紹介をさせて頂きます。