ストーリー(22) H residence
インテリアデザイナーとの住まい創り
ストーリー第22弾
リビングをリフォームしたいとのことで、インテリアコーディネーターを探していらっしゃる方がいるとのことで、知人よりご紹介頂いたお客様でした。
お話を伺いましたところ、壁の塗装の色は気に入っていらっしゃるので、変えずにおきたい、床のフローリングもまだしばらくはこのままで良い。
それ以外の古くなった部分をリフォームしたいとのことでした。
ご提案の時、将来像のバリエーションとして壁を変えた場合、家具を変えた場合のプランも一緒にご提示しました。
当面のリフォームは取り敢えずされるとして、将来の理想を描いていただければと。
そして、将来像を描きつつ今回はこの写真のようになりました。
(現在このお部屋も含め3期に分けてリフォーム工事のプランをさせて頂いていますので、将来の理想を描けるご提案をさせて頂いたことが今活きています)
南国リゾートのvillaのようなお部屋にしたいとのご要望でした。
壁より赤みの強いオレンジの革のソファーだったものを、ベージュのファブリックに、そしてクッションにこだわりました。
一つはカーテンの生地にフリンジをつけました。
一つは、床の色に近いベルベットの生地に革のフリンジをつけました。
一つは発色の良いオレンジの生地に、高さのあるフリンジをつけました。
インテリアの中にあるカラーを使い、色数を絞り、色の重ね方にリズム感や奥行感を出しました。
カーテンは、開けた時に窓のワイドビューを楽しみたい、開けるときはレースも開けてお庭を楽しみたいとのことでした。
両開きカーテンは両側に溜まりが出来ますので、プレーンシェードにしています。(昇降式のカーテン)
家具のレイアウト的にも、左側だけの操作で開け閉め出来るのが、便利です。
レースを全開の時、レースを下ろした時、そしてドレープを下ろした時と色々な窓辺を楽しんでいただいています。
カーテンは、東南アジア風ですとラフになりがちですが、高級感を出す為に光沢のある生地を選んでいます。また柄もジオメトリックな柄でモダンです。
スタンド照明との相性も考えています。
馴染んでいますよね。
そして、リビングテーブル、以前は四角の大理石のテーブルでした。オレンジのソファーと合わせてモダンなものでした。
南国リゾートvillaの雰囲気で、自然素材で開放的な雰囲気を演出する為に、このテーブルをご提案しました。
穴の空いた小さいテーブルは、多目的に使っていただけるものです。
スツールとしても、サービステーブルとしても使えます。
ラグは、毛足の短めのシャギータイプ。
カラーは、色数を増やさないようソファーの張り時とカーテンのカラーの間位を選んでいます。
ルンバがお掃除しますので、ルンバが乗れる厚みにしています。
ご主人がピアノを弾かれますので、グランドピアノがあります。
観葉植物の配置と高さと植物の種類をお客様と打ち合わせして設定しました。
灯を絞って、ピアノを弾きながら日常を忘れて南国リゾートvillaで寛いで頂いています。
昼間もインナーガーデンでとても素敵な雰囲気です。
建築的に手を加えず、お部屋のイメージを変えるリフォームのご紹介でした。🤗